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品質工学におけるスパコン活用の成果

2019年6月28日に行われた第27回品質工学研究発表大会で、JAXA安全・信頼性推進部と京都大学生存圏研究所の共著論文「多様な地震波に対するロバストな木造建築の耐震設計法の研究」が 公益財団法人 精密測定技術振興財団 品質工学賞発表賞の金賞に選ばれました。

内容は、品質工学の多水準直交表の利用とJSS2の高速な並列計算能力の活用という新しい方法によって、従来は困難だった大規模な最適化を短時間で達成できることを示したものです。一般的なPCであれば1回につき約40分かかる計算について、6億回相当数の計算を僅か1日で実施できました。

本研究では、さまざまに変化させた巨大地震のパターンに対して100%の耐性(ロバスト性)を持つ木造建築のパラメータ成立範囲の算出を行った点が評価されました。