JAXAでは、現在のJSS2システムの後継として、JSS3 (JAXA Supercomputer System Generation 3) の導入・設置を進めています。JSS3の正式運用は今年度中を予定しています。

以下の "JSS3の主な構成" に記した通り、システム全体の名称を「TOKI」としました。
「TOKI」という名称は、日本の代表的な鳥である「朱鷺」、「時空」、「解き」に加え、システムが東京と茨城に設置されていることから付けられました。

TOKIのロゴデザイン

JSS3の位置づけ、役割

1. 航空宇宙分野の国際競争力を強化する数値シミュレーション実施基盤
2. 大規模データ解析基盤としてのデータセンター機能
3. 新たなニーズを受け入れる研究開発基盤

JSS3の主な構成

JSS3 のシステム構成

(画像のクリックで拡大します。ブラウザの「戻る」でこのページに戻ってください。)

• TOKI-SORA:超高並列の演算処理が可能な、高スループットのHPCシステム。
• TOKI-RURI:大規模問題の処理に加え、小規模問題の大量・高スループット処理やDeep Learning等AIでの活用等に用いられる汎用システム。リモートデスクトップや仮想化環境も提供する。
• TOKI-FS:大容量、単一名前空間のファイルシステム。ハードディスクドライブストレージに加え、大容量のオールフラッシュNVMeストレージを搭載している。

2020/11/18 11:03 追記 : TOKIのロゴデザイン、システム構成図を追加しました。
2020/11/19 10:49 追記 : 一部文言を修正しました。

[公開日] 2020年7月31日 [最終更新日] 2020年11月19日