JSS3 の概要
JAXAは2020年からJSS2に代わる新たなスーパーコンピュータシステムとして、JSS3の運用を開始しています。
スーパーコンピュータと共に発展してきた数値流体力学(CFD)は研究・開発からさまざまな分野での実用的で不可欠のテクノロジーに進化を遂げています。また、スーパーコンピュータの利用分野も地球観測データの処理やAIなどに広がっています。このような環境に対して、JSS3の位置付けを以下として、整備・運用を行います。
- 航空宇宙分野の国際競争力を強化する数値シミュレーション実行基盤
- 大規模データ解析基盤としてのデータセンター
- 新たなニーズを受け入れる研究開発基盤
JSS3はコンピュータ基盤であるTOKIとアーカイバ基盤であるJ-SPACEで構成されています。
「TOKI」という名称は、日本の代表的な鳥である「朱鷺」、「時空」、「解き」に加え、システムが東京と茨城に設置されていることから付けられました。
TOKIの主要構成要素はTOKI-SORA、TOKI-RURI、TOKI-FSです。