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FQUROHプロジェクト

機体騒音低減技術の飛行実証:FQUROH

*FQUROH: A flight demonstration project for airframe noise reduction technology

航空機の離着陸時の騒音は長い間ずっと空港周辺地域の重要な問題となっています。ジェット旅客機が飛行を始めた1960年代にはジェットエンジンが最も大きな騒音の原因でしたが、その後50年間のジェットエンジン技術の革新によって、旅客機は初期のものに比べ大幅な騒音低減を実現しています。しかし、静かな航空機を開発する努力はまだまだ必要です。というのは、今後の航空輸送の需要の増加の結果、旅客機の離発着回数が増えていくことが予想されているためです。

さらに静かな航空機を実現するための技術課題の一つとして、機体の翼や脚から発生する空気力学的な騒音である「機体騒音」があります。先進的なエンジンを搭載した新しい航空機では、空港に着陸のために進入してくる時には、実はこの機体騒音が最も大きな騒音源になっています。

機体騒音低減技術の飛行実証FQUROH(*)プロジェクトは、静かに飛ぶ鳥「フクロウ」に因んで名づけられ、機体騒音の低減技術を、高揚力装置と脚の改造を行った航空機を用いた飛行試験によって実証することを狙っています。

現在の旅客機の機体騒音の大半は高揚力装置(フラップとスラット)と脚から発生していますが、FQUROHプロジェクトは、それらに対する実用的な低騒音化コンセプトと先進的な数値解析技術を基礎にした設計法の実現可能性を検証することを目指しています。

JAXAはこれまで国内産業、大学、そして海外の研究機関と、機体騒音とその低減について研究を行ってきました。その研究活動は基礎的なものから実用的な技術開発まで幅広く、基礎となる数値解析および実験の方法の開発、騒音発生の物理現象の研究、そして実機に適用可能な低騒音化コンセプトの創出まで実施しています。

 

FQUROH Project picture01

JAXA騒音評価主脚模型LEGより発生する渦度等値面     (圧力係数で色づけ)

FQUROH Project picture02

<フラップ下面側の翼端から発生する渦(x方向の速度で色づけ)
左図は通常の翼端、右図は騒音低減デバイスを取り付けた場合>

 

FQUROHプロジェクト騒音低減装置シミュレーション動画
(上動画:騒音低減装置無し、下動画:騒音低減装置あり)

 

FQUROH紹介サイト

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