システムレベル技術検討に必要な着陸候補地点の解析
JAXAスーパーコンピュータシステム利用成果報告(2024年2月~2025年1月)
報告書番号: R24JB0101
利用分野: 宇宙探査
- 責任者: 佐藤広幸, 宇宙科学研究所月惑星探査データ解析グループ
- 問い合せ先: 佐藤広幸(sato.hiroyuki@jaxa.jp)
- メンバ: 井上 博夏, 佐藤 広幸, 山本 光生
事業概要
既存のマルチバンド画像データを用い, 月極域(緯度60°以南以北)におけるHapkeパラメタマップの算出, およびそれを用いて測光補正されたカラーモザイクマップを作成する. これらは月極域ミッションの着陸地点・走行経路検討に必要なデータプロダクトである.
参照URL
なし
JAXAスーパーコンピュータを使用する理由と利点
テラバイト~ペタバイトに及ぶ大量の月惑星探査データを処理し, 高解像度の結果を比較的短時間で得るためには, JSSのように非常に多くのコアを搭載する並列計算機の利用が非常に有効である.
今年度の成果
NASAの月偵察衛星Lunar Reconnaissance Orbiter搭載のWide Angle Cameraのデータを用いた, 月極域のHapkeパラメタマップの高精度化を行った. これまでより効率・成績の良いフィッティングアルゴリズムを用い, 従来より高い精度のパラメタ計算を行うことにより, より高精度な測光補正が可能となった. 新しいマップをもとに, より精度の高い極域カラーマップの作成が可能となり, 極域探査の立案・運用支援の基礎となるデータを作成することが出来る.
成果の公表
なし
JSS利用状況
計算情報
- プロセス並列手法: MPI
- スレッド並列手法: 自前スクリプトによる手動並列化
- プロセス並列数: 12 - 36
- 1ケースあたりの経過時間: 1 時間
JSS3利用量
総資源に占める利用割合※1(%): 0.01
内訳
JSS3のシステム構成や主要な仕様は、JSS3のシステム構成をご覧下さい。
計算システム名 | CPU利用量(コア・時) | 資源の利用割合※2(%) |
---|---|---|
TOKI-SORA | 0.00 | 0.00 |
TOKI-ST | 0.00 | 0.00 |
TOKI-GP | 0.00 | 0.00 |
TOKI-XM | 0.00 | 0.00 |
TOKI-LM | 0.00 | 0.00 |
TOKI-TST | 0.00 | 0.00 |
TOKI-TGP | 0.00 | 0.00 |
TOKI-TLM | 0.00 | 0.00 |
ファイルシステム名 | ストレージ割当量(GiB) | 資源の利用割合※2(%) |
---|---|---|
/home | 208.59 | 0.14 |
/data及び/data2 | 59783.52 | 0.29 |
/ssd | 30720.00 | 1.65 |
アーカイバシステム名 | 利用量(TiB) | 資源の利用割合※2(%) | J-SPACE | 0.00 | 0.00 |
---|
※1 総資源に占める利用割合:3つの資源(計算, ファイルシステム, アーカイバ)の利用割合の加重平均.
※2 資源の利用割合:対象資源一年間の総利用量に対する利用割合.
ISV利用量
利用量(時) | 資源の利用割合※2(%) | |
---|---|---|
ISVソフトウェア(合計) | 0.00 | 0.00 |
※2 資源の利用割合:対象資源一年間の総利用量に対する利用割合.
JAXAスーパーコンピュータシステム利用成果報告(2024年2月~2025年1月)