スパイラル軌道上昇フェーズの軌道決定解析運用ツール
JAXAスーパーコンピュータシステム利用成果報告(2023年2月~2024年1月)
報告書番号: R23JAUB0500
利用分野: 宇宙科学
- 責任者: 高島健, 宇宙科学研究所宇宙機応用工学研究系
- 問い合せ先: 山本高行(yamamoto.takayuki@jaxa.jp)
- メンバ: 藤本 和真, 森 光太朗, 森實 耕太, 竹澤 一樹, 谷口 正, 山本 高行
事業概要
DESTINY+のスパイラル軌道上昇フェーズにおける軌道計画, 軌道決定運用に関するモンテカルロシミュレーションを実施する.
参照URL
https://destiny.isas.jaxa.jp/ 参照.
JAXAスーパーコンピュータを使用する理由と利点
並列計算が可能であるため, 解析時間を短縮することができる.
今年度の成果
DESTINY+のスパイラル軌道上昇フェーズにおける軌道計画, 軌道決定運用に関するモンテカルロシミュレーションにより, 必要となる地上局パスアサイン, 地上局観測量の評価, 捕捉運用のために必要となるIES停止条件や期間の評価, 長期局調整と短期局調整の整合率の評価, 軌道決定におけるパラメータの最適化などを実施しており, 探査機の運用設計に反映してスパイラル軌道上昇フェーズにおける運用成立性の検証を行っている.
今年度の開発では上記結果を踏まえオンボードの軌道伝搬機能の有効性の評価, パスアサイン整合性向上, Y軸反転制御のロジック評価などを実施する予定である.
成果の公表
なし
JSS利用状況
計算情報
- プロセス並列手法: プロセス制御シェルで並列化
- スレッド並列手法: 非該当
- プロセス並列数: 1 – 108
- 1ケースあたりの経過時間: 240 時間
JSS3利用量
総資源に占める利用割合※1(%): 0.05
内訳
JSS3のシステム構成や主要な仕様は、JSS3のシステム構成をご覧下さい。
計算システム名 | CPU利用量(コア・時) | 資源の利用割合※2(%) |
---|---|---|
TOKI-SORA | 0.00 | 0.00 |
TOKI-ST | 359670.17 | 0.39 |
TOKI-GP | 0.00 | 0.00 |
TOKI-XM | 0.00 | 0.00 |
TOKI-LM | 0.00 | 0.00 |
TOKI-TST | 0.00 | 0.00 |
TOKI-TGP | 0.00 | 0.00 |
TOKI-TLM | 0.00 | 0.00 |
ファイルシステム名 | ストレージ割当量(GiB) | 資源の利用割合※2(%) |
---|---|---|
/home | 1990.00 | 1.65 |
/data及び/data2 | 203100.00 | 1.25 |
/ssd | 15060.00 | 1.42 |
アーカイバシステム名 | 利用量(TiB) | 資源の利用割合※2(%) | J-SPACE | 0.20 | 0.00 |
---|
※1 総資源に占める利用割合:3つの資源(計算, ファイルシステム, アーカイバ)の利用割合の加重平均.
※2 資源の利用割合:対象資源一年間の総利用量に対する利用割合.
ISV利用量
利用量(時) | 資源の利用割合※2(%) | |
---|---|---|
ISVソフトウェア(合計) | 0.00 | 0.00 |
※2 資源の利用割合:対象資源一年間の総利用量に対する利用割合.
JAXAスーパーコンピュータシステム利用成果報告(2023年2月~2024年1月)