振動燃焼研究
JAXAスーパーコンピュータシステム利用成果報告(2022年2月~2023年1月)
報告書番号: R22JCMP16
利用分野: 競争的資金
- 責任者: 清水太郎, 研究開発部門第三研究ユニット
- 問い合せ先: 堤 誠司(tsutsumi.seiji@jaxa.jp)
- メンバ: 青野 淳也, 伊藤 浩之, 尾亦 範泰, 堤 誠司
事業概要
本研究ではLS-FLOW-HOを利用し, Continuously Variable Resonant CoContinuously Variable (CVRC)を対象に入口酸化材温度を変化させた2次元のLES解析を行った. そして, 振動燃焼の有無, 遷移過程に関するデータベースを作成した. 今後は, 演繹的なアプローチに加え, 機械学習を活用した帰納的アプローチを併用することで, 近未来の燃焼状態を予測可能な縮約モデルを開発し, 振動燃焼の予知を目指す.
参照URL
なし
JAXAスーパーコンピュータを使用する理由と利点
2次元のLES解析でも1ケース辺りの解析時間は非常に長いことから, 大規模なスパコンを利用しなければ結果を得ることはできない.
今年度の成果
LS-FLOW-HOを利用し, Continuously Variable Resonant CoContinuously Variable (CVRC)を対象に入口酸化材温度を680Kから徐々に変化させる2次元のLES解析を実施している. そして, 振動燃焼の有無, 遷移過程に関するデータベースを作成中である. 今後, CVRCにおける振動燃焼発生を予知するモデルの作成を目指す.
成果の公表
なし
JSS利用状況
計算情報
- プロセス並列手法: MPI
- スレッド並列手法: OpenMP
- プロセス並列数: 48
- 1ケースあたりの経過時間: 400 時間
JSS3利用量
総資源に占める利用割合※1(%): 0.04
内訳
JSS3のシステム構成や主要な仕様は、JSS3のシステム構成をご覧下さい。
計算システム名 | CPU利用量(コア・時) | 資源の利用割合※2(%) |
---|---|---|
TOKI-SORA | 1031012.40 | 0.04 |
TOKI-ST | 2563.27 | 0.00 |
TOKI-GP | 0.00 | 0.00 |
TOKI-XM | 0.00 | 0.00 |
TOKI-LM | 0.00 | 0.00 |
TOKI-TST | 0.00 | 0.00 |
TOKI-TGP | 0.00 | 0.00 |
TOKI-TLM | 0.00 | 0.00 |
ファイルシステム名 | ストレージ割当量(GiB) | 資源の利用割合※2(%) |
---|---|---|
/home | 82.57 | 0.07 |
/data及び/data2 | 13656.69 | 0.11 |
/ssd | 51.45 | 0.01 |
アーカイバシステム名 | 利用量(TiB) | 資源の利用割合※2(%) | J-SPACE | 99.16 | 0.44 |
---|
※1 総資源に占める利用割合:3つの資源(計算, ファイルシステム, アーカイバ)の利用割合の加重平均.
※2 資源の利用割合:対象資源一年間の総利用量に対する利用割合.
ISV利用量
利用量(時) | 資源の利用割合※2(%) | |
---|---|---|
ISVソフトウェア(合計) | 74.25 | 0.05 |
※2 資源の利用割合:対象資源一年間の総利用量に対する利用割合.
JAXAスーパーコンピュータシステム利用成果報告(2022年2月~2023年1月)