3次元キャビティ流れに関する研究
JAXAスーパーコンピュータシステム利用成果報告(2021年2月~2022年1月)
報告書番号: R21JCWU12
利用分野: 連携大学院
- 責任者: 青山剛史, 航空技術部門航空機ライフサイクルイノベーションハブ
- 問い合せ先: 大道 勇哉(ohmichi.yuya@jaxa.jp)
- メンバ: 前澤 美海, 大道 勇哉
事業概要
航空機着陸装置格納部にみられるようなキャビティと呼ばれる矩形状の凹は流体の自励振動を引き起こし騒音の原因となる事が知られている. 本研究ではキャビティ内部の自励振動現象を数値解析を用い調査した.
参照URL
なし
JAXAスーパーコンピュータを使用する理由と利点
非定常流れ場の数値シミュレーションは計算コストが大きいため
今年度の成果
マッハ数が1.4となるキャビティ流れの時空間構造を動的モード分解を使用して図1, 2の様に可視化した.可視化の結果から側壁がスパン方向速度構造を三次元的に変えることが明らかになった.また, それにより空力騒音の原因となる圧力変動の性質にも影響を与えることが示唆された.
成果の公表
なし
JSS利用状況
計算情報
- プロセス並列手法: MPI
- スレッド並列手法: OpenMP
- プロセス並列数: 256
- 1ケースあたりの経過時間: 50 時間
JSS3利用量
総資源に占める利用割合※1(%): 0.11
内訳
JSS3のシステム構成や主要な仕様は、JSS3のシステム構成をご覧下さい。
計算システム名 | CPU利用量(コア・時) | 資源の利用割合※2(%) |
---|---|---|
TOKI-SORA | 2091789.19 | 0.10 |
TOKI-ST | 85995.40 | 0.11 |
TOKI-GP | 0.00 | 0.00 |
TOKI-XM | 0.00 | 0.00 |
TOKI-LM | 13463.57 | 1.00 |
TOKI-TST | 0.00 | 0.00 |
TOKI-TGP | 0.00 | 0.00 |
TOKI-TLM | 0.00 | 0.00 |
ファイルシステム名 | ストレージ割当量(GiB) | 資源の利用割合※2(%) |
---|---|---|
/home | 600.00 | 0.60 |
/data及び/data2 | 102048.00 | 1.09 |
/ssd | 5140.00 | 1.33 |
アーカイバシステム名 | 利用量(TiB) | 資源の利用割合※2(%) | J-SPACE | 6.32 | 0.04 |
---|
※1 総資源に占める利用割合:3つの資源(計算, ファイルシステム, アーカイバ)の利用割合の加重平均.
※2 資源の利用割合:対象資源一年間の総利用量に対する利用割合.
ISV利用量
利用量(時) | 資源の利用割合※2(%) | |
---|---|---|
ISVソフトウェア(合計) | 2028.79 | 1.42 |
※2 資源の利用割合:対象資源一年間の総利用量に対する利用割合.
JAXAスーパーコンピュータシステム利用成果報告(2021年2月~2022年1月)