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JAXAスーパーコンピュータシステム利用成果報告(2019年4月~2020年3月)
報告書番号: R19JG3108
利用分野: 研究開発
- 責任者: 嶋英志, 研究開発部門第三研究ユニット
- 問い合せ先: 日南川 英明, 追跡ネットワーク技術センター, 軌道力学チーム(hinagawa.hideaki@jaxa.jp)
- メンバ: 加藤 博司, 大井 憲行, 笠井 良浩, 大日向 大地, 中野 将弥, 杉本 理英, 日南川 英明, 秋山 祐貴
事業概要
低軌道衛星の軌道予測精度の向上にとって重要な大気密度再解析技術の構築を目指している.
参照URL
なし
JAXAスーパーコンピュータを使用する理由と利点
大気密度再解析を実現するためには, 多数の条件での大気密度モデル計算を同時に実施する必要があるため
今年度の成果
大気密度モデル3種(NRLMSIS-00, JB2008, GAIA)を使用したデータ同化システムSUBARUを構築し, 同化対象パラメータを1種と制限した場合における正常動作および数値実験を完了した. さらに, JSS2で算出した大気密度データ を, JSS2外のSTKを搭載した計算機へ渡し, 軌道計算できることまで確認した. 現在, その精度評価を実施中である.
成果の公表
-口頭発表
加藤博司, 日南川英明, 秋山祐貴, 染谷一徳, 中村信一, 機械学習によるデータ駆動型軌道落下率モデルを用いた再突入予測技術の検討, 第63回宇宙科学技術連合講演会, 2019年11月, 徳島
JSS2利用状況
計算情報
- プロセス並列手法: 非該当
- スレッド並列手法: 自動並列
- プロセス並列数: 1
- 1ケースあたりの経過時間: 20 分
利用量
総資源に占める利用割合※1(%): 0.09
内訳
JSS2のシステム構成や主要な仕様は、JSS2のシステム構成をご覧下さい。
計算システム名 | コア時間(コア・h) | 資源の利用割合※2(%) |
---|---|---|
SORA-MA | 56,117.64 | 0.01 |
SORA-PP | 174,881.43 | 1.13 |
SORA-LM | 0.00 | 0.00 |
SORA-TPP | 0.00 | 0.00 |
ファイルシステム名 | ストレージ割当量(GiB) | 資源の利用割合※2(%) |
---|---|---|
/home | 98.55 | 0.08 |
/data | 82,106.31 | 1.41 |
/ltmp | 9,309.90 | 0.79 |
アーカイバシステム名 | 利用量(TiB) | 資源の利用割合※2(%) |
---|---|---|
J-SPACE | 7.85 | 0.20 |
※1 総資源に占める利用割合:3つの資源(計算, ファイルシステム, アーカイバ)の利用割合の加重平均.
※2 資源の利用割合:対象資源一年間の総利用量に対する利用割合.
JAXAスーパーコンピュータシステム利用成果報告(2019年4月~2020年3月)