航空用実形状燃焼器の設計支援CFD技術
JAXAスーパーコンピュータシステム利用成果報告(2019年4月~2020年3月)
報告書番号: R19JA2117
利用分野: 航空技術
- 責任者: 石井達哉, 航空技術部門推進技術研究ユニット
- 問い合せ先: 牧田 光正(航空技術部門)(makida.mitsumasa@jaxa.jp)
- メンバ: 牧田 光正, 中村 直紀
事業概要
航空用実形状燃焼器の開発に用いる, 液体燃料粒子の分散, 蒸発, 混合, 燃焼を予測するための実用設計技術を獲得することを目的とする.
参照URL
なし
JAXAスーパーコンピュータを使用する理由と利点
形状パラメータを少しずつ変えながらパラメトリックスタディーを行う必要が有るが, 噴霧・燃焼を伴うためにそれぞれが大規模な計算・可視化となり, 並列化性能の高い計算環境を活用している.
今年度の成果
今年度は, ベースコードに化学反応を追加し, 実機複雑形状の燃料ノズル付近の燃料噴霧, 蒸発燃料, 反応速度の分布を予測可能とした. 図1に燃料ノズル前後の計算格子, 図2に計算結果(気相燃料質量分率, 気相温度)の1例を示す.
成果の公表
なし
JSS2利用状況
計算情報
- プロセス並列手法: MPI
- スレッド並列手法: 自動並列
- プロセス並列数: 120
- 1ケースあたりの経過時間: 300 時間
利用量
総資源に占める利用割合※1(%): 0.20
内訳
JSS2のシステム構成や主要な仕様は、JSS2のシステム構成をご覧下さい。
計算システム名 | コア時間(コア・h) | 資源の利用割合※2(%) |
---|---|---|
SORA-MA | 1,722,316.00 | 0.21 |
SORA-PP | 4,938.16 | 0.03 |
SORA-LM | 0.00 | 0.00 |
SORA-TPP | 0.00 | 0.00 |
ファイルシステム名 | ストレージ割当量(GiB) | 資源の利用割合※2(%) |
---|---|---|
/home | 182.16 | 0.15 |
/data | 14,019.68 | 0.24 |
/ltmp | 2,736.70 | 0.23 |
アーカイバシステム名 | 利用量(TiB) | 資源の利用割合※2(%) |
---|---|---|
J-SPACE | 0.11 | 0.00 |
※1 総資源に占める利用割合:3つの資源(計算, ファイルシステム, アーカイバ)の利用割合の加重平均.
※2 資源の利用割合:対象資源一年間の総利用量に対する利用割合.
JAXAスーパーコンピュータシステム利用成果報告(2019年4月~2020年3月)