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2017年度 JSS2利用状況

JAXAスーパーコンピュータシステム利用成果報告(2017年4月~2018年3月)

リソース配分

表1に示す5つの利用分類(詳細は添付資料2参照)が設定され、JSS2が非常に混雑している場合でも、各利用分類に設定された配分率まで利用が保障されている。また、JSS2が混雑していない場合は、混雑している分類が配分率を超えて利用することが可能であり、資源の有効利用を図っている。

図1の配分実績は、ジョブスケジューラにより全体がきめ細かく制御された結果を示している。

表1 利用分類と配分

Annual Reoprt Figures for 2017

 

 

Annual Reoprt Figures for 2017

図1 リソース配分実績

利用実績(重点利用)

2017年度は、表2で示す4事業が重点利用課題として選定された。

図2に示す通り、4事業が全体に占める利用実績は39%であり、各事業とも全体の約1割を利用している。

表2 重点利用課題

Annual Reoprt Figures for 2017

 

 

Annual Reoprt Figures for 2017

図2 重点利用課題実績

 

利用実績(分野別)

2017年度の利用実績を分野別に見ると、航空技術が48%と約半分の利用実績であり、次いで宇宙技術(18%)、研究開発(17%)で約85%を占めている。

Annual Reoprt Figures for 2017

図3 分野別SORA-MA利用率

稼働状況

JSS2の主システムであるSORA-MA(3.49PFLOPS)の稼働状況は、2016年度MA増設後から急速に高くなった。2017年度は、ジョブスケジューラのきめ細かな改善などにより、更に年間を通して安定して非常に高い水準で推移している(2017年度平均約87%)。

また、利用者数も2016年度644人に対し、667に増加した。

Annual Reoprt Figures for 2017

図4 SORA-MA稼働状況

 

 

ジョブの傾向分析

プロセス並列数101-1000の範囲が最もMAを利用している(57%)。また、プロセス並列数が大きいほど、MAのコア時間が大きい傾向にあるが、フラットMPIでもコア時間は100,000秒-10,000,000秒にあり、プログラムの大規模化と大規模パラメトリックスタディなどの低並列化の二極化が進んでいる。プロセス並列数とコア時間の分布を図5に示す。

表3 プロセス並列数とコア時間

Annual Reoprt Figures for 2017

Annual Reoprt Figures for 2017

図5 プロセス並列数とコア時間の相関

添付資料1 JSS2の主要諸元

 

表4 JSS2の主要諸元

Annual Reoprt Figures for 2017

 

添付資料2 JSS2利用分類と利用料金

表5 利用分類

Annual Reoprt Figures for 2017

 

表6 2018年度設備貸付利用料金表

Annual Reoprt Figures for 2017

JAXAスーパーコンピュータシステム利用成果報告(2017年4月~2018年3月)