基幹ロケットの再使用化による打ち上げコスト低減
JAXAスーパーコンピュータシステム利用成果報告(2017年4月~2018年3月)
報告書番号: R17JG3106
利用分野: 研究開発
- 責任者: 沖田耕一 研究開発部門第四研究ユニット
- 問い合せ先: 高間良樹 takama.yoshiki@jaxa.jp
- メンバ: 高間良樹, 青木良尚
事業概要
本研究では,将来の再使用型ロケットに適用される長寿命ロケットエンジン,軽量構造,着陸誘導等のキー技術とそれを検証するための小型実験機の検討を行う.
参照URL
なし
JSS2利用の理由
CFDで小型実験機の空力特性を推算する.
今年度の成果
ノズル内部は計算せず,ノズル出口面での静圧,静温,流速を境界条件として与えるやり方で打ち上げフェーズの計算をFaSTARで行った.「空間一次精度,ノズルの出口圧ノミナル値の1/3,CFL=0.01」から計算を始めて,最後は「空間二次精度,ノズルの出口圧ノミナル値,CFL=1」に条件を段階的に変えて収束させることができた.マッハ数0.1,迎角0度のときのノズル出口付近の軸方向速度分布を(図1)に示す.
成果の公表
なし
JSS2利用状況
計算情報
- プロセス並列手法: MPI
- スレッド並列手法: N/A
- プロセス並列数: 96
- 1ケースあたりの経過時間: 300.00 時間
利用量
総資源に占める利用割合※1(%): 0.23
内訳
JSS2のシステム構成や主要な仕様は、JSS2のシステム構成をご覧下さい。
計算システム名 | コア時間(コア・h) | 資源の利用割合※2(%) |
---|---|---|
SORA-MA | 1,895,520.26 | 0.25 |
SORA-PP | 113.88 | 0.00 |
SORA-LM | 0.00 | 0.00 |
SORA-TPP | 0.00 | 0.00 |
ファイルシステム名 | ストレージ割当量(GiB) | 資源の利用割合※2(%) |
---|---|---|
/home | 037.71 | 0.03 |
/data | 889.02 | 0.02 |
/ltmp | 634.77 | 0.05 |
アーカイバシステム名 | 利用量(TiB) | 資源の利用割合※2(%) |
---|---|---|
J-SPACE | 0.00 | 0.00 |
※1 総資源に占める利用割合:3つの資源(計算, ファイルシステム, アーカイバ)の利用割合の加重平均.
※2 資源の利用割合:対象資源一年間の総利用量に対する利用割合.
JAXAスーパーコンピュータシステム利用成果報告(2017年4月~2018年3月)