SLIMプロジェクト
JAXAスーパーコンピュータシステム利用成果報告(2016年4月~2017年3月)
報告書番号: R16J0119
- 責任者: 坂井 真一郎(宇宙科学研究所 宇宙機応用工学研究系)
- 問い合わせ先: 西元 美希(nishimoto.miki@jaxa.jp)
- メンバ: 根岸秀世,大門優,雨川洋章,西村彗,松本万有,藤原大典,西元美希
- 利用分類: 宇宙分野(ロケット)
概要
着陸したい場所へピンポイントで着陸する技術を獲得し,月面にて実証することにより,将来月よりも制約が厳しい惑星への着陸およびサンプルリターンを可能とする.
目的
将来月惑星探査に必要となるピンポイント着陸技術を研究し,それを月面にて実証することを目的とした小型探査機の開発である
目標
①月への高精度着陸技術の実証 ②軽量な探査システムによる観測精度の高精度化
参照URL
「SLIM」参照。
スパコンの用途
キックステージ開発においてラティス複合材構造による衛星接部を新規開発するにあたり,設計評価解析および試験との検証解析に活用した
スパコンの必要性
開発・試験スケジュールに応じて,同時に数10ケースの解析結果を迅速に得るためにはスパコンは必要であった.
今年度の成果
ラティス複合材衛星接手部の剛性試験および強度試験の事前・事後の強度評価を行った.設計の妥当性が確認できたとともに,試験で生じた非線形現象の原因も明らかにできた
成果の公表
口頭発表
1)西元,松本,根岸,紙田,寺島,山崎,ロケットキックステージ用CFRPラティス構造のFEM強度評価,第59回構造強度に関する講演会,2017年8月(予定)
計算情報
- 並列化手法: プロセス並列
- プロセス並列手法: MPI
- スレッド並列手法: 非該当
- プロセス並列数: 24
- プロセスあたりのスレッド数: 1
- 使用ノード数: 2
- 1ケースあたりの経過時間(時間): 0.5
- 実行ケース数: 32
利用量
総仮想利用経費(円): 68,638
内訳
計算システム名 | コア時間(コア・h) | 仮想利用経費(円) |
---|---|---|
SORA-MA | 0.00 | 0 |
SORA-PP | 0.00 | 0 |
SORA-LM | 0.00 | 0 |
SORA-TPP | 2,636.62 | 38,876 |
ファイルシステム名 | ストレージ割当量(GiB) | 仮想利用経費(円) |
---|---|---|
/home | 244.37 | 1,037 |
/data | 4,975.17 | 21,118 |
/ltmp | 1,776.80 | 7,542 |
アーカイバシステム名 | 利用量(TiB) | 仮想利用経費(円) |
---|---|---|
J-SPACE | 0.05 | 62 |
注記: 仮想利用経費=2016年度設備貸付費用の単価を用いて算出した場合の経費
JAXAスーパーコンピュータシステム利用成果報告(2016年4月~2017年3月)