新型基幹ロケット 空力特性基礎試験
JAXAスーパーコンピュータシステム利用成果報告(2016年4月~2017年3月)
報告書番号: R16J0089
- 責任者: 岡田 匡史(第一宇宙技術部門 H3プロジェクトチーム)
- 問い合わせ先: 伊海田 皓史(ikaida.hiroshi@jaxa.jp)
- メンバ: 伊海田皓史,今井和宏,福澤瞬,伊藤文博
- 利用分類: 宇宙分野(ロケット)
概要
国際競争力の観点から,現行の基幹ロケットから低コスト化/高性能化を実現する輸送システムを開発する
目的
「H3 | ロケット | JAXA 第一宇宙技術部門 ロケットナビゲーター」参照。
目標
「H3 | ロケット | JAXA 第一宇宙技術部門 ロケットナビゲーター」参照。
参照URL
「H3 | ロケット | JAXA 第一宇宙技術部門 ロケットナビゲーター」参照。
スパコンの用途
H3ロケット詳細設計フェーズにおける機体成立性の観点で,飛行経路解析用空力データおよび構造設計用荷重解析が必要であるため,その空力特性データをCFDで取得する.
過去開発においてはHandbook等の文献値をベースとしていたが,CFD技術および計算機進捗により技術的にはCFDを用いた信頼性の高い評価が技術的に可能となっており,設計高精度化/機体競争力確保の観点でCFD解析によるデータ取得を目指すものである.
スパコンの必要性
スパコン利用による解析時間の短縮は,システム検討へのフィードバックを適時実施する事が可能となり,設計精度の向上に大きく寄与する.また,機体/設備結合状態等の大規模計算も可能となり,より実現象に近い検討が可能となる.
今年度の成果
必要な空力特性データを取得し,風洞試験で妥当性を確認した
成果の公表
なし
計算情報
- 並列化手法: プロセス並列
- プロセス並列手法: MPI
- スレッド並列手法: 非該当
- プロセス並列数: maximum 960
- プロセスあたりのスレッド数: 1
- 使用ノード数: 30
- 1ケースあたりの経過時間(時間): 5-170
- 実行ケース数: 300
利用量
総仮想利用経費(円): 2,400,750
内訳
計算システム名 | コア時間(コア・h) | 仮想利用経費(円) |
---|---|---|
SORA-MA | 1,406,419.02 | 2,289,929 |
SORA-PP | 3,714.24 | 31,712 |
SORA-LM | 0.07 | 1 |
SORA-TPP | 0.00 | 0 |
ファイルシステム名 | ストレージ割当量(GiB) | 仮想利用経費(円) |
---|---|---|
/home | 40.05 | 377 |
/data | 4,049.30 | 38,197 |
/ltmp | 4,296.88 | 40,532 |
アーカイバシステム名 | 利用量(TiB) | 仮想利用経費(円) |
---|---|---|
J-SPACE | 0.00 | 0 |
注記: 仮想利用経費=2016年度設備貸付費用の単価を用いて算出した場合の経費
JAXAスーパーコンピュータシステム利用成果報告(2016年4月~2017年3月)