JAXAスーパーコンピュータシステム利用成果報告(2016年4月～2017年3月)

報告書番号: R16J0076

• 責任者: 沖田 耕一(研究開発部門 第四研究ユニット)
• 問い合わせ先: 高間 良樹(takama.yoshiki@jaxa.jp)
• メンバ: 高間良樹, 青木良尚
• 利用分類: 宇宙分野(宇宙輸送)

概要

本研究では, 将来の再使用型ロケットに適用される長寿命ロケットエンジン, 軽量構造, 着陸誘導等のキー技術とそれを検証するための小型実験機の検討を行う.

目的

本研究の目的は, 日本の将来のロケットの競争力を強化する方策のひとつとしてロケット第1段を再使用するために必要な技術を獲得することである.

目標

本研究の目標は, ロケット第1段を再使用するために必要な技術を地上および飛行試験で検証することである.

参照URL

なし

スパコンの用途

CFDで空力特性を推算する.

スパコンの必要性

推算された空力特性は, 将来の再使用型ロケットや小型実験機を検討するうえで必要不可欠である.

今年度の成果

逆噴射ジェットで着陸するときの計算を実施した. 最初から逆噴射ジェットを吹いた状態で一次精度で収束したものを初期条件として, 二次精度でゆっくり計算すれば良いことがわかった.

Fig.1:逆噴射ジェットOFFのときのx軸方向速度分布(M=0.5, AOA=175deg)

Fig.2:逆噴射ジェットONのときのx軸方向速度分布(M=0.5, AOA=175deg)

成果の公表

なし

計算情報

• 並列化手法: プロセス並列
• プロセス並列手法: MPI
• スレッド並列手法: 非該当
• プロセス並列数: 96
• プロセスあたりのスレッド数: 1
• 使用ノード数: 3
• 1ケースあたりの経過時間(時間): 200
• 実行ケース数: 1

利用量

総仮想利用経費(円): 11,696,406

内訳

注記: 仮想利用経費=2016年度設備貸付費用の単価を用いて算出した場合の経費

JAXAスーパーコンピュータシステム利用成果報告(2016年4月～2017年3月)