双曲型ナビエ・ストークス方程式に基づいた高レイノルズ数遷音速流解析の革新的高速化
JAXAスーパーコンピュータシステム利用成果報告(2016年4月~2017年3月)
報告書番号: R16J0064
- 責任者: 松尾 裕一(航空技術部門 数値解析技術研究ユニット)
- 問い合わせ先: 橋本 敦(hashimoto.atsushi@jaxa.jp)
- メンバ: 橋本敦
- 利用分類: 基礎分野(CFD)
概要
1次元,2次元の移流拡散方程式に対して,双曲型の方程式を使って,収束が加速されるか評価をする.
目的
最近提案された双曲型の方程式を使い,高レイノルズ数流れの収束性を向上する.
目標
1次元,2次元の移流拡散方程式に対して,双曲型の方程式を使って,収束が加速されるか評価をする.
参照URL
なし
スパコンの用途
双曲型方程式を用いたコードを開発し,それを実行して評価する.
スパコンの必要性
1次元,2次元の問題では必要ないが,今後3次元になると必要になる.
今年度の成果
図1に1次元の境界層問題を解いた結果を示している.双曲型方程式を用いて,妥当な解が得られている.図2には,反復回数を示している.双曲型の方が,従来のガラーキン法に比べて,反復回数が少なく,格子が増えても,1次の傾きで大きくなり,非常に効率的に計算できることがわかった.
成果の公表
口頭発表
1)長尾他,双曲型移流拡散方程式の時間発展法に関する検討,第30回数値流体力学シンポジウム
計算情報
- 並列化手法: 非並列
- プロセス並列手法: 非該当
- スレッド並列手法: 非該当
- プロセス並列数: 1
- プロセスあたりのスレッド数: 1
- 使用ノード数: 1
- 1ケースあたりの経過時間(時間): 0.1
- 実行ケース数: 20
利用量
総仮想利用経費(円): 6,439
内訳
計算システム名 | コア時間(コア・h) | 仮想利用経費(円) |
---|---|---|
SORA-MA | 0.00 | 0 |
SORA-PP | 34.32 | 293 |
SORA-LM | 0.00 | 0 |
SORA-TPP | 0.00 | 0 |
ファイルシステム名 | ストレージ割当量(GiB) | 仮想利用経費(円) |
---|---|---|
/home | 0.58 | 5 |
/data | 542.53 | 5,117 |
/ltmp | 108.51 | 1,023 |
アーカイバシステム名 | 利用量(TiB) | 仮想利用経費(円) |
---|---|---|
J-SPACE | 0.00 | 0 |
注記: 仮想利用経費=2016年度設備貸付費用の単価を用いて算出した場合の経費
JAXAスーパーコンピュータシステム利用成果報告(2016年4月~2017年3月)