JAXAスーパーコンピュータシステム利用成果報告(2016年4月～2017年3月)

報告書番号: R16J0005

• 責任者: 中村 俊哉(航空技術部門 次世代航空イノベイションハブ)
• 問い合わせ先: 賀澤 順一(kazawa.junichi@jaxa.jp)
• メンバ: 賀澤順一,榎本俊治,石山毅
• 利用分類: 航空分野(航空機エンジン)

概要

航空機から発生する騒音のうち,ジェットエンジンから発生する騒音の割合は高く,これを低減することは非常に重要である.本事業では排気ダクト形状変更による排気騒音低減の実証および数値解析によるファン騒音低減技術の検討を実施している.

目的

「グリーンエンジン技術 | 航空環境技術の研究開発プログラム（ECAT） | JAXA航空技術部門」参照。

目標

「Green engine technology | ECAT - Environment-Conscious Aircraft Technology Program | Aeronautical Technology Directorate」参照。

参照URL

「グリーンエンジン技術 | 航空環境技術の研究開発プログラム（ECAT） | JAXA航空技術部門」参照。

スパコンの用途

ファン騒音の数値解析を実施している.ファン騒音を数値解析で捉えるためには大規模な計算が必要となるため,数値解析およびデータ処理にスパコンを活用している.

スパコンの必要性

実機のファンを模擬した数値解析にてファン騒音を捉えるためには1億点以上の格子が必要となるため,スパコンでないと計算ができない.

今年度の成果

昨年度実施したファン動翼の翼端隙間を含めた計算について,データの後処理を行った.以前実施した翼端隙間なしでの計算結果と比較することで,翼端隙間がファン騒音に与える影響の有無を確認した.

※本計算は株式会社IHIとの共同研究に基づいて実施しました.

成果の公表

なし

計算情報

• 並列化手法: 非並列
• プロセス並列手法: 非該当
• スレッド並列手法: 非該当
• プロセス並列数: 1
• プロセスあたりのスレッド数: 1
• 使用ノード数: 1
• 1ケースあたりの経過時間(時間): 3
• 実行ケース数: 45

利用量

総仮想利用経費(円): 11,034,199

内訳

注記: 仮想利用経費=2016年度設備貸付費用の単価を用いて算出した場合の経費

JAXAスーパーコンピュータシステム利用成果報告(2016年4月～2017年3月)