衛星熱予測技術
JAXAスーパーコンピュータシステム利用成果報告(2022年2月~2023年1月)
報告書番号: R22JDG20108
利用分野: 研究開発
- 責任者: 清水太郎, 研究開発部門第三研究ユニット
- 問い合せ先: 堤 誠司(tsutsumi.seiji@jaxa.jp)
- メンバ: 安部 賢治, 堤 誠司
事業概要
宇宙機の受動的熱制御のための相変化蓄熱材を用いた蓄熱器の高精度非平衡熱解析モデルを開発する.
参照URL
なし
JAXAスーパーコンピュータを使用する理由と利点
スパ活課がライセンス保有するANSYS FluentのEnthaply-Porosity法を利用し, 並列化を行って高速に計算できる.
今年度の成果
JAXAが実施した試験に対応する数値解析を行った. 本試験では, 蓄熱器はAl-Si10-Mgを材料とした3Dプリンタで作成し, 相変化蓄熱材(PCM)はオクタデカンを用いた. 平均で76.6Wのヒータで18分間加熱した. CFDではEnthalpy-Porosity法を用いて, ANSYS Fluentを利用して解析した. その結果, 実験結果とは概ねよい一致が得られたが, 現在のモデルでは相変化は線形に進むと仮定しており, 融解に伴う温度変化を精度よく模擬できているとは言えない. 今後はユーザ定義関数を用いて相変化モデルを高精度化する予定である.
成果の公表
なし
JSS利用状況
計算情報
- プロセス並列手法: MPI
- スレッド並列手法: 非該当
- プロセス並列数: 8
- 1ケースあたりの経過時間: 71.2 時間
JSS3利用量
総資源に占める利用割合※1(%): 0.00
内訳
JSS3のシステム構成や主要な仕様は、JSS3のシステム構成をご覧下さい。
計算システム名 | CPU利用量(コア・時) | 資源の利用割合※2(%) |
---|---|---|
TOKI-SORA | 0.00 | 0.00 |
TOKI-ST | 1492.20 | 0.00 |
TOKI-GP | 0.00 | 0.00 |
TOKI-XM | 0.00 | 0.00 |
TOKI-LM | 0.00 | 0.00 |
TOKI-TST | 0.00 | 0.00 |
TOKI-TGP | 0.00 | 0.00 |
TOKI-TLM | 0.00 | 0.00 |
ファイルシステム名 | ストレージ割当量(GiB) | 資源の利用割合※2(%) |
---|---|---|
/home | 47.08 | 0.04 |
/data及び/data2 | 4012.47 | 0.03 |
/ssd | 11.69 | 0.00 |
アーカイバシステム名 | 利用量(TiB) | 資源の利用割合※2(%) | J-SPACE | 93.85 | 0.42 |
---|
※1 総資源に占める利用割合:3つの資源(計算, ファイルシステム, アーカイバ)の利用割合の加重平均.
※2 資源の利用割合:対象資源一年間の総利用量に対する利用割合.
ISV利用量
利用量(時) | 資源の利用割合※2(%) | |
---|---|---|
ISVソフトウェア(合計) | 84.50 | 0.06 |
※2 資源の利用割合:対象資源一年間の総利用量に対する利用割合.
JAXAスーパーコンピュータシステム利用成果報告(2022年2月~2023年1月)