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ALOS/PALSAR全数処理

JAXAスーパーコンピュータシステム利用成果報告(2018年4月~2019年3月)

報告書番号: R18JR0100

利用分野: 宇宙技術

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  • 責任者: 祖父江真一, 第一宇宙技術部門宇宙利用統括付
  • 問い合せ先: 落合 治(ochiai.osamu@jaxa.jp)
  • メンバ: 早坂 英俊, 小友 晶子, 後藤 貴志, 落合 治, 浅間 孝, 石井 景子, 坂本 英則, 大串 文美, 道津 正徳, 松田 悟, 段 理紗子, 清水 淳, 池田 隆志, 村本 信裕, 吉野 圭悟, 櫻井 耕司, 萩原 浩司, 東狐 大輔, 山本 忠裕, 横井 拓人, 佐竹 恵美

事業概要

陸域観測技術衛星「だいち」及び「だいち2号」により取得した合成開口レーダー(PALSAR/PALSAR-2)のデータを加工して, ユーザにとって操作性の高い画像プロダクト(Analysis Ready Data)を生成し提供を行う.

参照URL

JAXA | 陸域観測技術衛星2号「だいち2号」(ALOS-2)」参照.

JSS2利用の理由

JAXAの地球観測衛星データの利用普及を拡大するためのデータ公開整備の一環として, 大量のALOS/PALSARデータおよびALOS-2/PALSAR-2の全数処理をJSS2において実施し, ユーザの利便性の高い画像データ(Analysis Ready Data: ARD)を公開する必要があるため.

今年度の成果

H29年度の検討結果, 試行運用を受けて, H30年度はPALSARの約700TBデータを筑波からJSS2に伝送すると共に, SORA-PPでの全数処理機能及びOutputである付加価値データのSFTP提供機能を整備した. また, 今年度はPALSAR-2のJSS2へのデータ伝送と全数処理についても検討並びに開発を行った.

H31年度は, PALSARデータの全数処理とデータ公開を順次行うと共に, PALSAR-2の全数処理の開発を完了し, 一部処理を開始する予定である.

Annual Reoprt Figures for 2018

図1: JSS2上処理されたALOS/PALSAR L1.1データ

 

Annual Reoprt Figures for 2018

図2: JSS2上処理されたALOS/PALSAR L2.2データ

 

Annual Reoprt Figures for 2018

図3: ALOS/PALSAR処理ソフトウエア構成図

 

Annual Reoprt Figures for 2018

図4: ALOS/PALSAR全体システム概念図

 

成果の公表

なし

JSS2利用状況

計算情報

  • プロセス並列手法: jxsubによる1ジョブ1コアの大量並列投入
  • スレッド並列手法: pthread, boost::thread
  • プロセス並列数: 1 – 10
  • 1ケースあたりの経過時間: 20 分

利用量

 

総資源に占める利用割合※1(%): 0.07

 

内訳

JSS2のシステム構成や主要な仕様は、JSS2のシステム構成をご覧下さい。

計算資源
計算システム名 コア時間(コア・h) 資源の利用割合※2(%)
SORA-MA 0.00 0.00
SORA-PP 10,631.80 0.08
SORA-LM 0.00 0.00
SORA-TPP 0.00 0.00

 

ファイルシステム資源
ファイルシステム名 ストレージ割当量(GiB) 資源の利用割合※2(%)
/home 435.51 0.45
/data 52,865.37 0.93
/ltmp 41,341.16 3.54

 

アーカイバ資源
アーカイバシステム名 利用量(TiB) 資源の利用割合※2(%)
J-SPACE 0.67 0.02

※1 総資源に占める利用割合:3つの資源(計算, ファイルシステム, アーカイバ)の利用割合の加重平均.

※2 資源の利用割合:対象資源一年間の総利用量に対する利用割合.

JAXAスーパーコンピュータシステム利用成果報告(2018年4月~2019年3月)