JSS2におけるMADOCAを用いた高精度軌道決定
JAXAスーパーコンピュータシステム利用成果報告(2017年4月~2018年3月)
報告書番号: R17JR0800
利用分野: 宇宙技術
- 責任者: 井上浩一 第一宇宙技術部門衛星測位システム技術ユニット
- 問い合せ先: 瀧口博士 takiguchi.hiroshi@jaxa.jp
- メンバ: 瀧口博士
事業概要
衛星測位システム技術ユニットでは,複数GNSS対応高精度軌道時刻推定ツール(MADOCA)を用いて,高精度測位に必要不可欠な衛星の軌道・時刻情報を定常的に生成し,ネットワーク経由でユーザーに配信を行っている.JSS2では,MADOCAの更なる高精度化を目的とした,長期間のデータ解析,シミュレーションを高速に行う.
参照URL
「MADOCA Products」参照.
JSS2利用の理由
MADOCAの高精度化に必要な太陽輻射圧などの擾乱源のモデル化や各種パラメータの最適化には長期間のデータ解析が必要である.JSS2を利用する事で,計算時間を短縮する.
今年度の成果
今年度は,MADOCAをインストールし動作確認を行った.MADOCAの計算結果を汎用PCでの結果と比較し,許容範囲で一致する事を確認した.
成果の公表
なし
JSS2利用状況
計算情報
- プロセス並列手法: 非該当
- スレッド並列手法: OpenMP
- プロセス並列数: 1
- 1ケースあたりの経過時間: 20.00 分
利用量
総資源に占める利用割合※1(%): 0.02
内訳
JSS2のシステム構成や主要な仕様は、JSS2のシステム構成をご覧下さい。
計算システム名 | コア時間(コア・h) | 資源の利用割合※2(%) |
---|---|---|
SORA-MA | 0.00 | 0.00 |
SORA-PP | 97.52 | 0.00 |
SORA-LM | 4.08 | 0.00 |
SORA-TPP | 14,251.68 | 1.59 |
ファイルシステム名 | ストレージ割当量(GiB) | 資源の利用割合※2(%) |
---|---|---|
/home | 095.37 | 0.07 |
/data | 2,489.09 | 0.05 |
/ltmp | 976.56 | 0.07 |
アーカイバシステム名 | 利用量(TiB) | 資源の利用割合※2(%) |
---|---|---|
J-SPACE | 0.00 | 0.00 |
※1 総資源に占める利用割合:3つの資源(計算, ファイルシステム, アーカイバ)の利用割合の加重平均.
※2 資源の利用割合:対象資源一年間の総利用量に対する利用割合.
JAXAスーパーコンピュータシステム利用成果報告(2017年4月~2018年3月)