実在気体効果を考慮したリフティングボディ形状設計
JAXAスーパーコンピュータシステム利用成果報告(2016年4月~2017年3月)
報告書番号: R16J0110
- 責任者: 松尾 裕一(航空技術部門 数値解析技術研究ユニット)
- 問い合わせ先: 村上 桂一(murakei@chofu.jaxa.jp)
- メンバ: 高橋航平
- 利用分類: 宇宙分野(宇宙輸送)
概要
リフティングボディ形状の往還機の空力性能及び空力加熱における実在気体効果の影響を調査する.
目的
化学反応モデルにおいて,多種の温度モデルが提案されている.リフティングボディ形状の往還機の空力性能及び空力加熱におけるそれらの影響を調査することを目的とする.
目標
解析対象リフティングボディ周囲の気流解析を異なる温度モデルで解析し,空力係数を比較する.
参照URL
なし
スパコンの用途
1ケースの計算コストの高い計算のパラメータスタディーに活用する.
スパコンの必要性
リフティングボディ全機周りの実在気体を考慮した気流のシミュレーションは計算コストが高いので,スパコンの利用が必要不可欠である.
今年度の成果
解析対象のリフティングボディに対し,高度80km,マッハ数21.8の条件で5ケースの迎角でそれぞれ4種類の温度モデルによる解析を実施した.
成果の公表
なし
計算情報
- 並列化手法: プロセス並列
- プロセス並列手法: MPI
- スレッド並列手法: 非該当
- プロセス並列数: 32
- プロセスあたりのスレッド数: 1
- 使用ノード数: 1
- 1ケースあたりの経過時間(時間): 48
- 実行ケース数: 25
利用量
総仮想利用経費(円): 3,779,169
内訳
計算システム名 | コア時間(コア・h) | 仮想利用経費(円) |
---|---|---|
SORA-MA | 272,305.02 | 443,319 |
SORA-PP | 377,232.30 | 3,220,809 |
SORA-LM | 0.00 | 0 |
SORA-TPP | 0.00 | 0 |
ファイルシステム名 | ストレージ割当量(GiB) | 仮想利用経費(円) |
---|---|---|
/home | 476.84 | 4,498 |
/data | 9,765.63 | 92,119 |
/ltmp | 1,953.13 | 18,423 |
アーカイバシステム名 | 利用量(TiB) | 仮想利用経費(円) |
---|---|---|
J-SPACE | 0.00 | 0 |
注記: 仮想利用経費=2016年度設備貸付費用の単価を用いて算出した場合の経費
JAXAスーパーコンピュータシステム利用成果報告(2016年4月~2017年3月)