CFDベース飛行シミュレータの研究開発
JAXAスーパーコンピュータシステム利用成果報告(2022年2月～2023年1月)
報告書番号: R22JDA201N15
利用分野: 航空技術
- 責任者: 中北和之, 航空技術部門航空環境適合イノベーションハブ
- 問い合せ先: 小島良実(kojima.yoimi@jaxa.jp)
- メンバ: 橋本 敦, 林 謙司, 古賀 星吾, 中北 和之, 小島 良実
事業概要
航空機の認証において, 飛行試験におけるリスク低減, コスト低減が課題となっている. 世界的にも, 安全で効率的な認証作業を推進するため, 飛行試験を解析で代替するCbA(Certification by Analysis)の検討が進んでいる. そのため, 飛行試験の代替・補完を目的として, CFDベースの飛行シミュレータを構築している.
参照URL
なし
JAXAスーパーコンピュータを使用する理由と利点
航空機の認証において, 飛行試験におけるリスク低減, コスト低減が課題となっている. 世界的にも, 安全で効率的な認証作業を推進するため, 飛行試験を解析で代替するCbA(Certification by Analysis)の検討が進んでいる. そのため, 飛行試験の代替・補完を目的として, CFDベースの飛行シミュレータを構築している.
今年度の成果
フラップ展開時における空力データベースの精度向上を目的に, 169ケースの定常CFD解析をFaSTARを用いて実施した. 様々なスタビライザ舵角, フラップ角度, 飛行条件における計算結果を検討した結果, フラップ展開時におけるモーメント予測精度の向上に向けた知見が得られ, CFDベース飛行シミュレータの構築に貢献した.
成果の公表
なし
JSS利用状況
計算情報
- プロセス並列手法: MPI
- スレッド並列手法: 非該当
- プロセス並列数: 512
- 1ケースあたりの経過時間: 30 時間
JSS3利用量
総資源に占める利用割合※1(%): 0.46
内訳
JSS3のシステム構成や主要な仕様は、JSS3のシステム構成をご覧下さい。
| 計算システム名 | CPU利用量(コア・時) | 資源の利用割合※2(%) |
|---|---|---|
| TOKI-SORA | 12418241.75 | 0.54 |
| TOKI-ST | 13604.10 | 0.01 |
| TOKI-GP | 0.00 | 0.00 |
| TOKI-XM | 0.00 | 0.00 |
| TOKI-LM | 1349.62 | 0.09 |
| TOKI-TST | 0.00 | 0.00 |
| TOKI-TGP | 0.00 | 0.00 |
| TOKI-TLM | 0.00 | 0.00 |
| ファイルシステム名 | ストレージ割当量(GiB) | 資源の利用割合※2(%) |
|---|---|---|
| /home | 1341.36 | 1.21 |
| /data及び/data2 | 121447.02 | 0.94 |
| /ssd | 31382.70 | 4.35 |
| アーカイバシステム名 | 利用量(TiB) | 資源の利用割合※2(%) | J-SPACE | 37.32 | 0.17 |
|---|
※1 総資源に占める利用割合：3つの資源(計算, ファイルシステム, アーカイバ)の利用割合の加重平均.
※2 資源の利用割合：対象資源一年間の総利用量に対する利用割合.
ISV利用量
| 利用量(時) | 資源の利用割合※2(%) | |
|---|---|---|
| ISVソフトウェア(合計) | 171.72 | 0.12 |
※2 資源の利用割合：対象資源一年間の総利用量に対する利用割合.
JAXAスーパーコンピュータシステム利用成果報告(2022年2月～2023年1月)